「インバウンド解禁」とは?訪日外国人旅行客が日本に戻ってくるってことです。このニュースを受けてどう受け止めるかを通訳案内士の立場から書きたいと思います。
私はこのニュースを歓迎しています。もちろんガイドの仕事が入ってくるからという理由もありますが、地域経済への効果が期待されるからです。観光関係者はこの日を待ち望んでいました!大都市の交通・ホテル・商業施設はもちろんのこと、地方の観光地でも外国人旅行客が戻ってくるのを見越して準備してきたからです。
私は2月に観光局のインバウンド対応人材研修で宮城県と山形県のホテルや観光産業に関わる方々を訪れましたが、その際にお会いした人々の観光産業活性化への意識の高さに感銘を受けました。こういった地域に多くの海外からの旅行者が訪問して日本の良さを知ってほしいと心から願っています。
ここ数年でスマホ翻訳機が劇的に進化していることもご紹介したいと思います。これまで私が見た中で最も優れていると思ったアプリ「VoiceTra」を紹介したいと思います。翻訳できる言語は31言語で、日々進化しているので方言もちゃんと翻訳してくれます。
「もうかりまっか?」は「How's your business going?」
「ぼちぼちでんな」は「Not too bad.」という風です。もちろん、綺麗な英語で話してくれます。
詳しくはこちら https://voicetra.nict.go.jp/
円安の日本は海外からの旅行者にとって魅力的な観光地です。スマホの翻訳機があれば、どこの国の方ともコミュニケーションはバッチリです。海外からの観光客に対応することで、若い人材が良いインスピレーションを感じてビジネスチャンスにつなげられたらいいなと期待しています。
しかし、「外国人旅行客がどっと日本に押し寄せたら、またコロナ感染者が増えるんじゃないかな。」そんな心配する声も聞こえてきます。私はウィズコロナの第一歩を慎重かつ期待を持って歩んで行きたいと思います。
あなたはこのニュースをどう見ましたか?
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