英語スピーチコンテストで受賞を目指す人がやるべき7つの習慣①心構え編②スピーチを書く前の準備編③英語編

①心構え編 



・まずはあなたの体調を整えて、心の余裕を持つ


あなたが学生なら学校生活や勉強、社会人なら仕事やご家庭のことで毎日多忙なスケジュールをこなしておられることでしょう。その中でじっくりとスピーチの内容を考え、原稿を書き、スピーチ練習の時間を作り出すのはたやすいことではありません。スピーチを書く前には資料を集めたり、調べたりする時間も必要です。原稿を書き上げてからも、スピーチの練習を重ね、現在の英語力以上の力を目指そうとする熱意と覚悟が必要です。マラソン選手に例えると、レースの途中で疲弊しないように、体力的にも精神的にも十分にケアしてのぞむ心構えが必要です。

・参加するスピーチコンテストを見つける


開催時期や場所、応募資格は?どんな審査基準で審査されるのか?コンテストの規模は?これらをリサーチして、参加するコンテストが決定しましょう。コンテストにエントリーしたら、それと同時に自分がコンテストを通して到達したいゴールを決めることをお勧めします。

あなたが初めて英語スピーチコンテストに出場するのならば、「入賞」をただ一つのゴールとせずに、具体的なゴールを設定すると良いでしょう。例えば、「緊張せずに、準備したスピーチを全部暗記して発表する。」とか「人前が苦手な自分の殻を破る。」とか「プレゼンテーションスキルを習得してステージであがらずに発表する。」など。

この目標設定がないと、コンテスト後に受賞できなかった場合、がっかりしてせっかくの努力が無になってしまったように感じてしまいます。しかし、そんなことはありません。コンテストの出来より、むしろそこに至る過程であなたが得たものの方が重要なのです。



②スピーチを書く前の準備編



・興味を持ったことを探究する習慣を持つ


ステージでスピーチする準備として、日頃から広く時事問題や社会問題をチェックする習慣が欠かせません。わたしたちを取り巻く社会状況にアンテナを張って、あなたが興味を持ったり問題意識を持ったことを調べる習慣をつけましょう。その問題にはどんな意見があるのか?感情的にならずに客観的に賛成・反対どちらの立場も知ろうとする努力が大切です。この習慣を持っている人は、スピーチを書くときに冷静に問題点をさまざまな切り口で論じることができます。その姿勢が多くの聴衆の共感を得ることに繋がります。

・自分と反対の意見を分析する


自分の考えと違う意見に出会ったら、そこに真理があるのか、矛盾はないか、なぜその主張が支持されるのかを深く検証する習慣を持ちましょう。論理的にあなたの反対意見をまとめてみよう。この方法はディベートの準備に似ています。自分の意見は大切にしながらも、肯定立論(Affirmative)と否定立論( Negative)のどちらの立場も検証することによって、あなたの書くスピーチが独りよがりな主張に終始することなく、聴衆の心に刺さるものとなるでしょう。

・表現力を鍛える


あなたが興味のある分野について見たり聞いたり時、何を感じたかを描写するトレーニングをしましょう。その場にいない友人や家族に、短い文章で分かりやすく事実を伝え、その時に湧き上がってきた感情を表現することを想定して、どう描写するかを考えてみましょう。

材料は普段見ている風景の中で発見したもの、美しい風景、精巧に作られた美しい作品、子供達が楽しそうに遊んでいる姿、かわいい動物の様子、可憐に咲く道端の花、鍛え上げられたスポーツ選手の姿、電車の中で見る高齢者の姿とあなたの心に響いたものなら何でも良いのです。重要なのは、短い言葉にしてまとめることです。長い文章なら描写はたやすいのですが、言葉を削ぎ落とそうとした時にどんな言葉を選ぶか、とても良い表現トレーニングになります。



③英語編


 

・好きなスピーチ・スタイルを探す


あなたの好きなスピーチ・スタイルを見つけるために、あらゆる分野のエキスパートによるプレゼンテーションが集められたTED TalksをYoutubeで視聴できます。日本語字幕付きをつけることができるものがありますので、内容を把握することが容易です。

短時間であなたが素晴らしいアイディアの持ち主のプレゼンテーションを真似して話そうとするのは無謀でしょう。しかし、話の導入部分や聴衆の前でどのように語りかけているかなど、あなたが学ぶことは多いはずです。

・あなたの英語を日々アップデートする


スピーチを書く段階で、表現力の乏しさに直面するかも知れません。準備編で申し上げましたが、普段からネイティブスピーカーの生の英語から学ぶのは不可欠です。あなたがすでに中級以上の実力をお持ちでも、常に英語をアップデートしていかないと、日本人には賞賛されるがネイティブスピーカーにはよく分かってもらえない文章を書いてしまうかもしれません。

ネイティブスピーカーから見ると「変な文章」になってしまう理由の一つは、英語のコロケーション(慣用的に使われている表現の定番の組み合わせ)を無視したり、今日使われている表現や言葉を取り入れていないことにあります。言葉は常に変化し、同じ言葉でも使われ方が変わっているものがあります。日本語でも常に新しい言葉は生まれていますよね。私たちがたまたま知っている英語のスラングに古文のような古い表現もごちゃごちゃに使ったとしたら?とても変な印象の文章になってしまいます。

・完全コピーできるところまでトレーニングしよう


それでは、あなたが良い教材(音源とスクリプト)を見つけたら、何度も聴きましょう。通勤通学中や運転中や家事をしながら聞き流すのも、悪くはありませんが、私がここでお伝えしたいのはスピーキング・トレーニングの方法です。ですから、短い隙間時間で結構ですから集中して聴きましょう。最初はスクリプトを見ながら、しっかり内容を把握しましょう。その後は、音のつながりやアクセント、イントネーションを完全コピーできるところまでオーバーラップ(スクリプトを見ながら話者と一緒に音読する)やシャドーイング(スクリプトを見ずに話者の声を後を追って復唱する)などの手法を用いて話すトレーニングをしましょう。オーディオブックを活用するのも良い方法です。


ここまで、3つのカテゴリー掲載しました。次回はスピーチ構成編、暗記編、デリバリー編、コンテスト前の調整編を掲載します。